忘羨の話がしたい

魔道祖師にハマりました

魔道祖師 1巻感想

 

魔道祖師が沼すぎました。やばいです。

やばすぎて何から話せばいいのかわからないのですが、感想言いたいです。長文になる予感しかしない。

 

🐰🐰

 

当方、いまさら魔道のやばさを知ったオタクです。

2週間くらい前に読み始めまして、衝撃食らいました泡吹きました。紫雷で打たれたみたいに魂抜かれたままです(放心)

仕事してるときも遊んでるときもご飯食べてるときも寝てるときも、
「忘羨…忘羨……...。忘羨……….」
心が戻ってこない、助けてください困ってる。

 ちょっと自語りしちゃうんですが、魔道祖師のこと知ったのは去年たまたまTwitterのタイムラインに藍忘機と魏無羨が流れてきたときです。

なんだこの美しすぎるビジュアルのカプは???!!!」

と目を奪われ……。

 その後、去年の秋ごろかな。今度は例の風呂桶忘羨がTLに流れてきた。いよいよヤバイ….........。なんでこの人お風呂入ってんの?!なんで隣の白い美人(白い美人(笑))真顔で仕事(?)してんの???なんでこんなにスケベなの??!と俄然興味惹かれ、年が明けてからやっと読み始めました。そもそも商業BL自体初めてで、え、こんなすげぇの?!て驚愕でした色んな意味で。いつもいつも公式解釈の不一致に苦しんできた私にとっては公式夫婦って幸せ過ぎる世界ですね。

 ちなみにビジュアルだけ見ていたときは、どっちが受けでどっちが攻めなのかわかりませんでした。どちらも美人なので。
 なにか読んだら絶対感想書くマンなのですが、魔道祖師4巻初読後は熱いものこみ上げ過ぎて「感想なんて絶対書けねぇ!」状態だった。
 言葉にできない……。 
 

 

 話が脱線し過ぎましたが、それでいま原作3周目を読んでいて、やっと落ち着いて言葉にできそうなのでここに感想叫びますぞよ・・・。長くなりすぎるのでとりあえず1巻のみです。

 

ちなみに以下のこれらは、1巻を開いて読み始めたときのツイートです。

『まど~、なかなかお二人さん会話してくれなくてすれ違ってって風呂桶入るまでにあと485969段階くらい踏まなきゃいけないステップありそう・・・』

→とにかく風呂桶のこと気になってた。ウケる。あと、また召喚ものかぁ~。どんだけ召喚モノ流行ってんだよ~ってちょっとげんなりしたけど全然違った。召喚されたの魏嬰だけだった。

 

1巻最初は忘羨があまり忘羨じゃなかったからもどかしかった。

ピクシブで忘羨がハグとかしてて急に距離近すぎで照れ照れしちゃった』

→公式、ハグどころではなかったですね。んな生易しいもんじゃなかった。ああいうシーンあると思ってなかったから衝撃だった。

 

これは3巻で地獄の真っただ中だったとき。

『二人がイチャイチャする日来ます?風呂桶は空目でしたかね・・・。はァァ先が気になる』

→来ます。イチャイチャ来る。4巻がヤバイっていうネタバレすら知らなかったので、悶々としながら読んでた。

 あれもこれも馬鹿みたいなことほざいてますね~、自分。こいつ何言ってんの?わかっててわざと言ってんのか?って感じでとんだ茶番ですね。でも本気でこう思ってた。3巻まで恋愛要素控えめだしね......。こう思うのも致し方なし……。

だからこそ4巻はひっくり返った。いや、この緩急さに死にそうです(ありがとう)

 

とにかく1巻の忘と羨はなんだか今後どちゃくそスケベセ.....するカプには到底見えないです。静寂と悲哀に満ちたカプだと思ってた。

 

🐰🐰🐰

 

なかなか本題に入れない・・・。言いたいことありすぎて。
ここまで読んでくれてる人いるんかな、しらんけど。
じゃ、本に付箋貼りまくったので最初から辿っていきます!以下は、好きな場面の羅列になります。
早く番外編の感想書くとこまでたどりつきたい!!!

 

 

p32 魏無羨が藍思追と出会う。

 いい子で聡明で上品な少年(思追)を見て心の中で称賛する魏無羨。

『いったい誰がこんなに優秀な若者を育て上げたのだろう』

 

思追が忘羨にとって重要すぎる人物だとは最初思いもしませんでしたね。こういうちょっとした伏線いっぱいで魔道は楽しいし泣ける。

 

 

p51 やっと含光君の登場

このときの二人の再会がいかに奇跡と感動に溢れたものなのか、初読時は知る由もありませんでした。ふ~ん、やっと攻めと受けが出会ったな~ん、てさらっと読んでいたけど2周目読むと感極まる。

 

p70 『出た!万年喪主』

やっと見つけた愛しの魏嬰くんが藍忘機の顔見てその第一声「でた!万年喪主」とかふつうにヒドイ。魏嬰ヒドイ(笑)

「避塵」は藍湛を象徴するような青く冷たく美しく洗礼された剣で、それでいてとても力強い剣なわけですけど、

「塵(俗世)」を「避ける(断つ)」

………いや、番外編でめちゃくちゃ俗世めいたことに使ってますやん......。

 

話を戻して・・・

 江澄と藍忘機がここで対峙するわけですけど、江澄はほんっっっといいキャラいい味出してますよね~。彼を語らずして魔道は語れず。最初は完全に悪者だと思ってた。
 1巻の登場時から4巻の最後までず~っと藍忘機に対してめちゃくちゃ礼儀に欠ける言動なんですよね。嫌なやつ~なんですけど、読み進めていくうちに江澄が魅力的になってくるから不思議。魔道祖師のキャラクターの中で、もっとも人間らしい(?)気がする。だからこそ、仙門の修士としては少し未熟なんだろうな。

 正直、魏嬰への「執着」の強さでいえば、江澄と藍湛どっちが強いんだろって思うくらいこの人の魏嬰への執着心は物凄い。魏嬰を手元に置いておきたいっていう濃い執着の裏側には「魏嬰は俺の兄弟、俺のもの」っていう私情。そして、魏嬰の力がないと自分一人で江家を背負うのは不安っていうのもあるんだろうな。劣等感とか自分への自信のなさ(態度とは裏腹ですが...)から魏嬰に依存してるところがあるから、本編終了後は動乱が落ち着いて、宗主としての自分の人生を歩むうちにドロドロしたものが溶けて周囲ともっといい関係が築けると思う。時間が解決してくれる部分もありそう。
 いずれにせよ藍忘機が向ける魏嬰への愛とはまったく形も表し方もベクトルも全然違いますね。どっちも愛だし、どっちも切ない。くそデカ感情は同じでも、藍忘機が江澄みたく魏嬰に対して愛憎を拗らせなかったのは、劣等感を感じる環境に置かれることなく真っすぐ生きてきたからかな、と思う。藍家の頂点に当然に君臨してた兄弟の片割れだからこそ憎しみとか魏嬰の素質への嫉妬とかなく献身的な愛を注げるのかなと思う。(閉じ込めたいとか言ってるので別の意味で拗らせてますけど...)

 3巻だったかな。金鱗台で藍湛が「魏無羨は江澄を軽んじるようなことは言ってない」って言い切る場面があったと思うんだけど、決して江澄にいい感情は持っていないだろうに、そうやって言える藍湛は本当に清廉潔白ですね。魏無羨への愛は重いし独占欲はあるけれど、恋愛感情に付随する利己的な要素がない。清く正しい。人間としては少し不自然なくらいだけど、そもそも藍湛は藍家の次男として生まれた時から修士(仙師?)として英才教育受けて素質もあって特殊な育ちの人なので然もありなん…って感じですかね。修行僧っていう言葉が本当に言い得て妙。

 あと雲夢はわりと自由な感じでみんなでヤンチャしていつも江澄と魏嬰が喧嘩して殴り合って、屋台のご飯食べてフラフラして代表で魏嬰がいつも鞭打ちされる。みたいな感じで騒がしく元気に馬鹿やってて可愛い。一方で、藍忘機の実家は超超厳格で浮世離れしてる双璧兄弟。本当は魏嬰と一緒に遊びたい藍忘機もかわいい。そんな弟のことニコニコしながら見守ってる曦臣兄も最高。「蓮蓬」のお話で、離れてるのにお互いのこと考えてばかりな忘羨ホントかわいい。遊びにいけばいいじゃん!!!!!!!てなる。魏嬰、師姉に「ねぇねぇ藍忘機って知ってる??」って聞いて「知ってるわよ、とってもかっこいい男の子なんでしょ?☺」って返されて、「俺よりほんの少しね〜」って言ってるのかわいすぎません?気になりすぎでしょ。

 

 

 

p101下段 生前の魏無羨は美男子だったらしい。
人生1周目美男子として生まれ、2周目もまた美男子。どんだけだよ。
世家公子の風格容貌格付けってなんすかね。そんな楽しい格付けあるんかい。
1位と2位を藍家の兄弟が独占しちゃってるの最高です、最高(拍手👏)

 魏無羨について「豊神俊朗」「軽佻浮薄(女の子大好き)」とか書かれてるから勘違いしちゃってたけど、生前の魏無羨が童貞処女らしいことが後々判明してびっくりした。いや、ここはまじでびっくりした。藍湛も絶対今年一番のびっくり情報だったと思う。
 でもそこ[は重要ポイントだからはっきり明示してくれた公式ありがとう。それはそれとして、夷陵老祖時代の闇落ち妖艶スケベ老祖サマがあの見た目で童子とかおかしい。なにあのスケベ感。

 下品な感想ばかりになってしまいましたね。ごめんあそばせ…...。

 

🐰🐰

 

仕切り直して…

p104 『含光君みたいな男が好きだ』

 これ聞いたときの藍湛どんな気持ちだったんだろう。かなり複雑?嬉しい?のか…?魏嬰、ほんと罪な奴。

 この発言の前の江澄に対して「あんたのその情熱はありがたいんだけど(中略)男だったら誰でもいいってわけじゃないから…...云々かんぬん」
→断袖キャラを演じて断袖トークする魏嬰オモロイ。ノリノリじゃん。

 

で、めっちゃ好きなセリフなんですけど

『この人は私が藍家につれて帰る』

初めて読んだ時からここの台詞が好き...というか、とても印象的で。今後の2~3巻、そして4巻のことを踏まえるとほんと~~に、大事な台詞ですよね(嗚咽)

 

p109 曦臣兄『そんなに嬉しそうにして。大事にもてなしなさい』

 お兄さん好きだぁぁぁあ!

 

p105の4章、雲深不知処に行ってからはもう完全にBL展開ですよね。

p116の藍湛の胸の烙印についてですけど、4巻で戒鞭の痕の理由が明らかになったとき、烙印もなんか事件あるんかな~~なんだろ~~って思ってました。
そしたら酒飲んで錯乱した末の行動だったっていうこのオチ!さすが藍湛、最高。
曦臣兄、心配だったろうな。
啓仁先生、絶望だったろうな・・・・・・。

 

 

p118 「前世に置いて、藍忘機との間に、何か心に深く刻まれるような出来事はなかったはずだ」

 えっっっ、これ本気で言ってんのかな?めっちゃ色々ありましたやん。2~3巻のあれこれはなんだったの~。死にかけながら二人で400年生き続けた亀妖怪🐢倒したこととか、忘れてない?大丈夫?含光君の初恋奪っといて何もなかったとか、含光君泣いちゃうんじゃないかな。魏嬰はヒドイ(2回目)

 

⭐こっから座学時代。

p123 『俺が見たのは、かなり色男だったぞ』

魏嬰少年、藍湛を初めてみたときの第一印象、
「かなりの色男」

 魏嬰がいつから藍湛のこと好きだったのかははっきり書かれてない(たぶん)けど、やっぱり一目惚れ説がいいです。無意識一目惚れ。
 魏嬰の眼から見て藍湛が「綺麗、美人、玉のように美しい』等々……。今も昔も、びっくり仰天するくらいに藍湛が美しい。彼の美貌を褒め讃える描写が魔道祖師の分厚い本の中で、3ぺージに1回は出てくるから(ちょっと盛る)楽しい。 
 そうじゃないと、コミュ障彼氏づらストーカー男になってしまうかもしれないから世の中って理不尽な気がするけど美は正義だから仕方ない。江澄がp123で「藍家には不細工いねーな、藍家って顔採用なんじゃねーの?」的なこと言ってたあれ、好き。顔採用藍家バンザイ未来永劫栄えてくれ。

 てか素朴な疑問なんですけど、藍家、あんなにガチガチに家規で縛って禁欲的で、子孫繁栄のほうは大丈夫なんかな。けっこう大事な問題のように思うが。
 あと藍湛はよくコミュ障彼氏ヅラ勘違い男みたいに言われてるけど(言われてない)、決してコミュ障ではない気がする(彼氏ヅラは否定しない)。うん、コミュ障とはちょっと違う。掴みどころがないけど。会話の切り返しも早いし、空気も読める、なんなら冗談も言えるし、ノリも意外と良い(?)ことが4巻読んでるとわかる(魏嬰限定なのかな...限定なんだろうな)
 たぶん、天才児魏嬰が心底満足いく、好奇心を満たすクレバーな会話を交わせる数少ない相手なのではないかな、藍忘機は。
 江澄とはその逆でIQ3みたいな子供の口喧嘩しててほしいし、それはそれで魏嬰は楽しそう。あぁ尊い
 魏嬰を真ん中に置いて、その両極端に立っているのが藍湛と江澄だけども仙門百家を率いる立場としてこの二人がなんやかんや協力してる話とかをピクシブで読むとハチャメチャに萌えるよな。

 

p148 「お前は彼に来てほしかったんだろう?」

 春風みたいな藍曦臣兄貴、ほんと好きです。推しです。江澄と同じくらい好き。藍忘機にこのお兄さんがいてくれて本当に良かった。でも曦臣は作中一(?)と言ってもいいほど苦労してて不憫ですよね。なにが不憫って、本人は完璧な人格者で常に正しく周りを導く存在であるのに、本人に何一つ落ち度がないところでどんどん彼を取り巻く歯車が狂っていくところですよね。信頼していた義兄弟にも裏切られ……。良い人が損する世の中の理不尽さのシワ寄せがすべてこの人に降りかかってる気がする。それすら受け入れる正義の人なんですけどね、曦臣兄。すきだ。

 

p151 彩衣鎮にて。「藍湛、こっち見て!」

 この台詞。みんなそうだと思うけど、大好きです。忘羨のすべてがこの一言に濃縮されてる気がする。

 

前後するけどちょっと面白かった魏嬰の発言。
「姑蘇の人って、皆ずいぶんおっとりした声で話すんだな。今のどこが喧嘩なんだよ?雲夢の人たちの喧嘩見たら、絶対びっくりするぞ」

 小さい頃のチビ藍湛がおっとり話してる姿妄想するとめちゃくちゃかわいい!!!
 魏嬰のこの発言はもう完全に東京に来た大阪人が驚いてるそれと同じです。オモロ。番外編の「家宴」もそうだけど、姑蘇や藍家でカルチャーショック受けてる魏嬰が本当にかわいいです。ちょっとホームシックっぽくなってない......?? 葬式よりも重苦しい宴会にドン引きしてる魏嬰最高に面白いしその空気のなかでイチャつく忘羨強すぎる……。(番外編、平和ですね。天国)

 

p161 水鬼駆除の任務中に、お姉さんたちに絡む魏無羨。

こいつ(藍忘機)はいい男?って聞いて

「もっといい男やわ!」

へぇ~~~~もっといい男なんだって~~へ~~~~。

魏嬰、ふつうに女の子が好きで女の子に興味があるのに藍湛の隣では無意識に自分が女の子視点になっちゃてるのかわいいですよね。ちょっと先の話だけど3巻で、林檎ちゃんに乗せて~て甘えて乗せてもらって自分の幼い頃の記憶のなかの両親の姿に重ね合わせる場面。あれも自然と嫁視点になってるところ萌えます。

 

p171 「俺と友達になったらいいこといっぱいあるぞ(だから藍湛、俺と友達になってよ!)って言う魏嬰、かわいいけどちょっと切ないですね。

 魏嬰と一緒にいたら周りの子はたしかにメリットがたくさんある。彼は賢くて才能があって口が回って頭も回って、世渡りが上手いし最終的にどんな局面でも責任を取ってくれるし、そして何より自由を謳歌する彼の生きざまは刺激的で新しい世界を見せてくれる。美味しい食べ物も分けてくれるし、危険冒してまで調達してきた酒をみんなで飲もうぜ~!て振舞ってくれるめちゃんこイイ奴。ガキ大将魏嬰。だけど、メリットがあるからみんなが自分の側にいるっていう考え方が可哀想だし、なにか他人にしてあげなきゃみたいな心持ちが見ていてしんどいし、そういう思考が染みついたこれまでの彼の人生が垣間見えます。魏嬰の自己犠牲に繋がっているというか。

 藍忘機は彼一人で完璧かつ完結した世界を生きているので、魏嬰から与えられる恩恵は必要としてない。だけど別の意味で、魏嬰と本当は一緒にいたい。好きだから。……いや、愛だな。真っ白な純粋すぎる愛だな、と思う。

 

『みんな口では俺の事嫌いっていうけど心の中では俺のことが好き』
これもなんか危なっかしい発言だな~。

 

p197 現在軸に戻ってきたときの安心感半端なくないですか?過去の回想とか、過去エピソードとか共情シーンとか地獄すぎるので現在軸で忘羨が常に一緒に行動しててくれるとほんと心が救われる。

 あと含光君の財布勝手に使う魏無羨良すぎる。わたしはこういうカプに弱い。攻めのお金好き勝手使う受けと、なんも言わない攻めがすきです。ほんと性癖です(どんな性癖だよって感じですが)番外編で、夜狩のあとに門弟たちにご飯おごってあげたからお金なくなっちゃった!って言った魏嬰に対し、玉令持ってけ言うてる含光君がげろ甘すぎて悶える。

 

そしてそして、p236からの数ページは1巻の中でもかなり好きな場面。
約束の場所までやってきた魏無羨の姿を見るなり跪く含光君。

『……ほんの数時辰離れただけなのに』
 片時も離れたくない、二度と離したくない、っている藍湛の痛いほど強い気持ちですね。

『魏嬰』

いつ身バレするのかな(とっくに気づいてるけど...)って思ってたらここでしたね。思ってたより早かった。以後、魏無羨が魏無羨として立ち振る舞う。

 ちょっと名前についてなんですけど、魔道読み始めたとき、中華ファンタジーに馴染みがなさ過ぎて、登場人物の名前に混乱しました。あと家系図ややこし~!💦って思ってた。色んな呼び方があるのがややこしい原因の一つですけど、「藍湛」とか「藍忘機」「光含君」「藍二公子」etc... 魏嬰がその時の雰囲気とか状況とか気持ちによって呼び方切り替えてるの萌ポイントです。藍湛は魏嬰に対して「貴方」とか「君」とか呼ぶのズルい。萌……。

 

p251 地味に好きなのが、魏嬰のいい加減に作った竹笛を一心に彫ってる藍湛。なんでもできるじゃん、含光君。なにも言わずゴリゴリかつ繊細に彫ってる藍湛を想像すると可愛くて笑ってしまう。

 

p255 (死体の)下衣を脱がせる魏嬰、それを止めて自分でやると言い出す藍湛。眉を痙攣させて、かなり我慢しつつ(潔癖症な藍公子)、それでも「私がやる、君は動くな」て言うこの男心?葛藤?めちゃ萌え。

 

p261 「お前は俺がいないと本当にダメダメだな」
 優しく穏やかな目で「うん」って返す藍忘機。
 ァァァァァァァァァァァァア、尊い。ホントだめなんだよ、魏嬰がいないと。
 たぶん100億回くらい言われてることだろうとは思うけど、含光君の返事が「うん」なのほんとかわいいっすよね。「あぁ」とかじゃないんだ。かーわーいー。

 

p269 酒場にて聴き込み調査。
「おいらがあの方の奥方の肩にでも腕を回したのかと思っちゃいますよ……」
 モブ、まじでいいこと言うなぁ。夫ヅラ藍忘機最高。
 でもでも魏嬰も魏嬰ですよね、『俺の姓は藍だ』
 またふざけてこんなこと言ってさ。モブの前言を肯定してるじゃん。
 藍姓名乗る魏嬰。
 それを聞いている含光君。

「わかりました!今日から、おいらは藍姓を名乗ります!」
 わかりました!じゃねーよ。このモブほんとすこ。ベストオブモブ賞あげたい。

 

p284 謎の墓荒しvs忘羨

 戦闘シーンは藍忘機と魏無羨の息がぴったり合ってますね。なにも言わなくても相手の意図を理解し合う忘羨。藍忘機がいついかなる時も圧倒的な強さ見せてくれるので安心感ありますしテンション上がる。

「さっき戦ってみて、あいつはお前がよく知っている誰かだと思うか」

言外に、お前の兄貴か叔父だったか?って探りを入れる魏嬰。

「違う」の一言だけで、信じる魏嬰。状況を踏まえるにまず最初に一番疑ったのが曦臣と啓仁だったのに、藍忘機の一言だけで容疑者から曦臣と啓仁を除外する名探偵魏嬰。含光君の人間性への理解と信頼が伺える。

 

p290 来ましたね、酔っ払ランジャン。

 藍湛が酒飲むとやっと恋愛パート来た~!って感じでハッピーな予感しかしません。直前までホラーだったり推理だったり地獄の鬱展開だったりしても、酒が出てくると急にBL感満載の展開になるこの切り替えが最高です。
 藍湛が寝てからこっそり温寧を呼び出す魏嬰ですけど、p291下段の、昔温寧は藍氏の人間を手にかけたことがあって、だから藍湛の前で温寧を呼び出せなかった。俺は面の皮厚いけど、その図々しさはこういう時には出すべきじゃないだろう、って部分。
 ここ、魏嬰の人間性が滲み出てると思います。他人の感情にめちゃくちゃ敏感で、とくに他人のネガティブ方面の感情はすぐに察してしまう魏嬰。(自分に向けられる嫉妬とか嫌悪感に対しても敏感)空気読んだり読まなかったりが絶妙な匙加減で、そういうことに無意識かもしれないけどかなり神経使ってそう。全て他人を傷つけないための魏嬰なりの優しさなんですよね。

 突然温寧をひっぱ叩く藍湛とか、彼のために吹いては駄目だとか、私のだとか欲しいとか、また下劣な悪戯する魏嬰とか……挙げかけたらキリがないですけど、ひたすらイチャイチャでしたね・・・。

 

あと、何気に好きなのがp313前後の、ちびっこ達のごっこ遊びを見て楽しんでる魏嬰かな。藍忘機役の綺麗な子を見て心が凪くのを感じる魏嬰。

「本当に不思議だよな。あんなに不愛想な奴なのに、なんでいつも俺をこんなにも楽しくさせられるんだろう?」

 完全に恋しちゃってるな。

 

p318 含光君の金で買った紅白粉を女の子たちにあげちゃう魏嬰。キャッキャしてる様子に耐えられなくて足元の小石を蹴る含光君。こんな萌えシチュエーション書いてくれてほんとありがとうです。

 

p325 義城で年少組と遭遇。含光君がいるって知った時に目をキラキラさせて喜ぶ思追かわいすぎる。藍家の第二公子、怖いけど門弟に慕われてるんだなぁってわかるからうれしい。

 

p348 お料理する魏先輩と助手の思追。

 ずっと昔も似たようなことやってたんだろうなぁ(お互いその事実に気づいてない) あぁ泣いちゃう。3歳くらいのときから魏無羨の猟奇的な辛さの料理食べてた思追が「恐ろしい味なのになぜか懐かしい」って言ってるのはまさにおふくろの味そのものだったんだね。

 

p357 「俺から指導を受ける機会なんて滅多にないんだから、無駄にするなよ」

 少年組率いて先輩面してる魏嬰かわいい。先輩ヅラというか、本当に伝説の大先輩よな。教えるの上手いしカリスマだしかっこいいし最高。
 4巻の番外編読んでるときも思ったのですが、藍家の門弟の夜狩に同行して実地で指導する魏無羨に、藍家への果てのない愛を感じる。前世で藍氏の人間を大量に殺してる過去があるからこそ......。

 かなり無茶苦茶な指導してそうだけど、たまに夷陵老祖様の顔がのぞくとぞわぞわしちゃいますね。なのに静室に帰ったらキュートなうさぎちゃんになるわけでしょ?アァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!🐰

 それと思追&景儀コンビに金凌も加わるとほんっといいすよね。わちゃわちゃやってて欲しい。「鉄鉤」の話で、「今月は思追と景儀を誘って一緒に夜狩をすることになっていた」て書いてたけど、金凌かわいすぎんか。仲良しかよ。なにこの可愛い人たち。そこに魏先輩も加わるんでしょ?だめだよ、かわいすぎる一行になってしまう。かーわーいーーーーーー。

 

p362 魏無羨が義城で点睛召将術を使うあたり、ラジオドラマでここだけちょろっと聞いたんですけどかっこいいっすね。ほんと魏無羨はズルいキャラクターですね。好きにならんわけがないよな。チートすぎる。お茶目でキュートなのに、根っこがとてもクールな感じもまた良きです。藍湛の美貌を褒め讃える地の分と同じくらいの頻度で、『魏無羨の面の皮が厚い』って何度も出てくるけど、図太いような、でも物凄く他人を推し量ってる繊細なところとか、混ぜこぜに内在していて状況とか相手によって使い分けてる魏無羨ほんと賢いよね。で、察することはできるのにいざ行動すると結局相手を怒らせてしまったり最悪の状況作り上げてしまったり、上手くいかないのがまた不器用ですよね。器用なはずなのに不器用。推せる。

 結局、魏無羨が生きてる間も死んだあとも、みんな魏無羨に翻弄され続けてるね。

 話がまた逸れるけど、魏嬰が自分のことごくたまーに「魏嬰」って呼ぶのかわいくてあざとくて転げ回りたくなります。4巻番外編で「魏嬰の人生も捨てたもんじゃないなと思ってたのにィ」みたいな感じでブツブツ言ってるの最高にかわいかったです。

 

p379 1巻のラストは完全にホラーでしたね。
 「う、し、ろ、に、い、る、ひ、と」

 初読時、続きが気になりすぎて2巻を速攻でポチりました。

 このあと藍湛が助けに来て片手で剣、片手で琴弾いて戦いつつ、琴の音で魏無羨に返事したりなどなど。さらっと含光君を置いて門弟たちと逃げるシーンも信頼が垣間見れて好きです。

 

 ざっと1巻はこんな感じかなぁん。萌えポイントたくさんあった気がするけど、一旦感想はここで切りたいと思います。早く2巻の感想も書きたい~ッ

 文字数にして1万字以上好き勝手語っておいてなんですけど、まだ原作の日本語訳しか履修できていないので、この感想読んでいて解釈違いの方いらっしゃったらごめんなさい。読み落としている部分もあると思います。自分も今後いま言ってることと解釈違い起こす可能性ありです。
 忘羨をさらに理解できるよう精進します・・・・・・。

 

◎恋愛以外の面だと、魔道祖師のテーマはあれかな、
『復讐ってのは延々続くだけで何も生まれないしむしろ大事な物を失い続ける』ってことと、『盛者は時とともに滅び移ろいゆくけども、普遍的に愚かなのは大衆でありそれこそが悲劇を生む』って皮肉めいたものですかね。あと、『事の真相は誰も知らない』ってこと。

 

🐰🐰

 

 昨年2021年は魔道界隈、アニメ上陸ドラマも上陸、原作日本語訳発売にラジオドラマ等々盛り上がってたみたいなので惜しい事したなぁ~って正直後悔しておりますが、ちょっと乗り遅れ気味でも今からとことんハマってみようと思う。とりあえず、陳情令観たい(これまた沼な予感がしている) あとラジオドラマ聴かなきゃ。アニメは未履修だけど、OPの曲が好きすぎてエンドレスで聴いてる。歌詞はもちろん、イントロが魔道の雰囲気に合っていていいですね。なんか少し懐かしい感じがする。

 

 そう言えば、23日発売のドラマCD、特典に迷った挙句やはり風呂桶忘羨のファインマット付いてくるやつを駆け込み予約しました。こういうの買うの初めてなので届くの待ち遠しいです。わくわく☺

 

魔道祖師に出会えてよかった・・・!

 

ここまで読んでくださった方もしいたらありがとうございます。

それでは、次また2巻の感想で。

 

yuricoricoの日記

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